バインセオはベトナムのクレープです。ソウルではキッチンばさみがついてきます。
ソウルで働いています。金曜日に、会社の近くではなく新堂駅まで四人で歩いて昼を食べに行きました。
店はイディヤコーヒーの隣のビルの二階です。外に濃い緑の看板が出ていて「Premium Vietnam restaurant」と書いてあるので、迷うことはありません。難しいのは階段のほうです。狭くて急で、下には頭に気をつけるようにという紙が貼ってあります。

上がると別の建物のようになります。籐の笠のランプが並んでいて、壁は木、階段から想像するより席が多いです。入口の脇にセルフコーナーがあって、スプーン、箸、たれ、それに野菜のかごはそこから自分で取ってきます。運んではもらえません。

セットB
頼んだのはセットBです。バインセオ一枚、ヤンジ(牛の胸肉)のフォー小、それに揚げた春巻き(ネム)の皿。31,000ウォン。品書きには三人でも足りる量と書いてあります。四人でも足りました。フォーを分ければの話です。

バインセオは皿を覆う大きさです。ターメリックの生地で、縁が薄くて硬く、中にえび、豚肉、もやしが入って半分に折られています。一緒に、レタス、えごまの葉、きゅうり、生の玉ねぎを盛ったかごと、ライスペーパーの束が来ます。

それから、キッチンばさみが一丁。

ソウルではこうやって食べます。はさみでクレープを細く切って、レタスかふやかしたライスペーパーにのせ、えごまの葉を足して、巻いて、たれにつけます。えごまの葉はベトナムのハーブではありません。はさみもベトナムの道具ではありません。同じ卓の誰もそれを気にしませんでした。韓国では、平たくて小さくする必要があるものにははさみが出てきます。サムギョプサル、冷麺、卓の上のキムチ。バインセオも、誰も決を採らないままその列に入りました。
日本の方には、ここが一番違うところだと思います。日本のベトナム料理店でバインセオが出てくるとき、卓に金物のはさみが並ぶことはまずありません。切るなら箸か、最初から切って出てきます。韓国では逆で、切るのは客の仕事です。
ネムは六本、皮が薄くて、噛むと崩れます。フォーは白濁していない澄んだほうで、ヤンジが厚めに切って入っていました。
行く前に
その日は厨房を一人で回しているので料理が遅くなることがある、という紙が貼ってありました。実際に少し遅かったです。昼休みがきっちり一時間なら、この店を試す日ではありません。余裕があるなら、卓と卓の間が広いので、四人で話しても隣の打ち合わせは聞こえてきません。

実用情報
- 店名: Pho Green(ポーグリン)
- 住所: 中区茶山路35キル11、二階
- 行き方: 新堂駅7番出口から約255メートル
- 営業: 月〜土 10:00〜22:30、日曜休み
- 値段: セットB(バインセオ+ヤンジのフォー小+ネム)31,000ウォン
- その他: 駐車場なし。持ち帰りと配達あり
アレルギーとして注意がいるもの — えび、豚肉、小麦、大豆、魚(ヌクマム)、卵。バインセオの黄色はターメリックで、卵ではありません。ただし生地とたれの中身までは分かりません。私は客であって店の人間ではないので、ここに書いたのはこの料理に普通入るものと、卓の上で見えたものです。
バインセオはクレープです。新堂では、誰も頼まないうちに細く切られているクレープです。