出勤前にお寺へ行くようになった理由

いろいろなことが重なって、気持ちが落ち着きませんでした。何か新しいことを始めたかったのですが、何をすればいいのか分かりませんでした。

普通ならジムに申し込むか、講座を買うところだと思います。私はお寺に行きました。

毎朝ランニングで前を通るお寺がありました。ずっと眺めているだけでした。ある日、中に入ってみました。

お寺の本堂

何人かの人がいて、早朝法要の時間が変わるという貼り紙が目に入りました。

行ってみようか、という考えが頭をよぎりました。なぜかは分かりません。

登録が必要なのだろうか。何か持っていくものはあるのだろうか。誰でも行っていいのだろうか。

何日も考えました。考えても分かりません。変な感じがしたら帰ればいい。そう思って、緊張しながら行きました。

最初は何も分からなかったので、ただ座って、隣の女性の真似をしていました。彼女は気づいてくれました。お堂から本を持ってきて、今どのお経を読んでいるのかを教えてくれました。

結局その日、みんなと一緒にお経を読みました。翌日も行きました。その次の日も。

最初の三、四日は緊張していました。行かなきゃと思って早く横になり、寝坊するのが心配で眠れませんでした。登録すらしていないのに、自分で自分にプレッシャーをかけていました。

いつからか、その感覚はなくなりました。行かなければ、と思って行くのをやめました。目が覚めたら行く、というだけになりました。

礼拝をしてお経を読んでいる間は、いろいろな考えが消えます。

初日、法要が終わったとき、私は今何が起きたのか分かっていませんでした。すると、みんながお互いのほうを向いて「ソンブラセヨ(성불하세요)」と言いました。*あなたが仏になりますように*、という意味です。見ず知らずの人同士が、お互いにそれを願っている。

思っていたよりも、その光景が好きでした。

今も通っています。登録も要らない、持っていくものもない。誰でもただ入っていけます。私は何も知らないまま、そうしました。

お堂の仏像

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